第13話

中をのぞき込むとMVのヒロイン役ミユとチャンミンが居た。

 「どうして昨日電話出てくれなかったの?」


「昨日は忙しかったんです…」

沈黙が流れる。

「そろそろ撮影戻ろ…」
 そう言ってチャンミンが立ち上がった瞬間ミユはチャンミンにキスをした。

 「な…!や…めろよ…」

チャンミンは唇を手の甲で押さえながらバツの悪そうな顔でうつむく。

先ほど布を借りに来た時とは別人のような顔をしたチャンミンがそこにいる。


 その時、レイは思わず手に持っていた小道具を落としてしまった。 

カタンッ…!

 チャンミンとミユがこちらに気がつく。


「っ…!レイさん!」

「あっ…チャンミンくん…っ、カントクが…探してるよ…!!」

「ま、マジで?行かなきゃっ!!」

 チャンミンは慌てて走って行ってしまった。


 ミユがレイに近づいてきた。


「見た?よねぇ?」

「え、いや、偶然ですけど…別に見ようと思って見たわけじゃ…」

 「どっちでもいーけどぉ…チャンミンは私のだから、手ぇ出さないでね。」


かったるそうにあくびをしながらミユはレイに言った。

スタッフや東方神起の前で見せる清楚さと健気さは微塵もない。


「レイーーー!どこいったぁーー?!」

先生が呼んでいる。 「

失礼しますっ!」

ペコッと頭を下げ撮影所へ戻った。


チャンミンくんは…いつもどうりだ。


なんか意外だなぁ…。
ミユさんは私のものって言ってたけど…チャンミンくんはそんな風には見えなかったけど…。

芸能人はよくわかんないや… 


1時間後―。


撮影が長引きそうなため、一旦休憩をとることになった。

 朝から走りっぱなしで、やっと一息…


 レイはイスに座りボーッとしていた。

 「おつかれ~ぃ!」

誰かが水をほっぺたにくっつけてきた。

「つ…つめたぁっ!」

見上げるとユチョンがニコニコしながら立っていた。

「あっ、ユチョンくんお疲れ様~!」

「昨日ぶりだね。飲みなよ。疲れてるでしょ?」
ユチョンがレイの顔の前に先ほどのペットボトルを差し出す。

「あ、ありがとー!もうカラカラ~飲んでいーの?」

「いーよ。」

「じゃあ、いただきまーす!」

ゴク、ゴク、ゴク…

「俺の飲みかけだけどね。間接Kiss♪」

「…っ、ぅえっっ?!」

レイは急いでペットボトルから口を離しユチョンの方を見る。

 「ぷっ…!そんな焦んないでよ(笑)」

私は顔が赤くなるのがわかった。


頬が異様に熱い。

「レイさん純粋だなぁ~(笑)今時いないよ~」 


そう、実は私はウブなのだ…。恋愛経験も多くない。

「でもレイさんってきれーだしモテるっしょ?」

 To be continued 東方神起ランキング BL・GL・TLブログランキング

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