第11話


「ジェジュン!!おい!!お前ら何やってんだよ!!」


その時近くのビルから残りの東方メンバーが出てきた。 

4人も一気に来たら、2人組もさすがにヤバイとばかりに逃げていった。

 「ジェジュンくん!!」
 レイはジェジュンに駆け寄り、ジェジュンの上半身を起こした。 

「っつ…!」

 体の痛みに顔を歪めるジェジュン。

 「あっ…ごめっ…」


 「大丈夫かジェジュン!」
メンバーも駆け寄る。 

「ジェジュンくん!ごめんなさい…!あたしのせいでっ…こんな‥」

レイの顔は涙でグチャグチャだ。

「しっ!騒がないで。とにかく病院へ急ごう!」

ユノがマネージャーに電話をかけようとする。 

「ユノ!…いいよ…。大丈夫だ…。かすり傷だけだ…」
 そう言いジェジュンはヨロヨロ立ち上がった。 

「ヨロヨロじゃねーかよ!」
ユノがジェジュンを支える。 

「ジェジュンホントに病院行かなくて大丈夫?」

ユチョンくんが心配そうにジェジュンの顔を覗き込こむ。


 「病院に行くほどの傷じゃないよ」
パンパンっと衣服に付いた汚れを払う。

「ジェジュンくん…ごめんなさい…ごめんなさい…!」

 レイの顔は再び涙でグチャグチャになる。

 「大丈夫だよ。それよりレイさんこそ大丈夫?」
ジェジュンが腰を曲げてレイの目線に合わせ顔を覗き込む。

 「あ…あたしは何もされてないです…」 

「ジェジュンがさぁ…窓の外見てて… いきなり部屋を飛び出して行ってさぁ。 んで俺らがどうしたんだろって窓の外見たらジェジュンが殴られてて、君が近くで泣き叫んでさ。」
困った顔でユチョンが言う。 

「いきなり殴ってきたから一方的にやられちゃった…」

ジェジュンがまた微笑んだ。



 その微笑を見てレイは自分が情けなくなった。 

理由はどうあれ、自分の不注意が元で迷惑をかけてしまったこと…
申し訳なさと悔しさでまた涙が出てきてしまったが下を向いて気付かれないようにしていた。 

「ところでレイさんこんなとこで何してたの?なんであいつらと一緒にいたの?」

チャンミンが聞いた。 

「あ…あたし、ミレたちと買い物してて、途中ではぐれちゃって…。チャンミンくんたちは…?」 

「ソコ、スポーツジム。トレーニング」 と、先ほど自分たちが出て来たビルを指さす。

 「レイさん友達に連絡しな?心配してるよタブン」
 ジュンスがミッキの陰から顔を出しながら言う。

「あ、それが…あたしだけケータイ持ってなくて… それにミレたちの番号控えとくのわすれちゃって…それでどうしようもなくて…」 

「じゃあユナさんにこのこと知らせて、ユナさんからミレさんたちに電話してもらうか…。 じゃあ俺ちょっとユナさんに電話してくんね」

ユノがビルへ戻って行った。 

「ジェジュンくん…口から血が…」

レイは真っ白なハンカチを取り出しジェジュンに差し出す。

 「…サンキュ」 ジェジュンは口の血を拭った。

 ユノが戻って来た。

「ユナさんがミレさんたちに電話してくれた。

今ユナさんがここに迎えに来るって。」
BL・GL・TLブログランキング 東方神起ランキング
To be continued

コメント